問題はお金じゃない。若者の恋愛離れ、Z世代の恋愛観についてのネットの反応
『若者の恋愛離れ』少子化問題が騒がれる中、この言葉はネットでもテレビでもよく聞く言葉になりました。
「20代」「30代」は男女ともに結婚に拘らなくなった。
異様に見られていた価値観が、最近ではもう周知の事実になりかけてきています。
「結婚に拘らない」どころか、『結婚はしたくない』と考える人は年々増加傾向にあります。結婚観念はかなり多様化してきていると言えるでしょう。
2023年12月12日調査データ⇩
20~40代未婚者のうち、恋人がいる人は29.7%。
交際経験のない20代男性は46.0%、女性は29.8%でそれぞれ前回比増加。
恋愛観を見ると、「恋愛するなら結婚のため」という価値観が
20代男女の中で広まっているブライダル総研より引用
三割は恋人がいない
恋人がいる人が「約30%」だそうです。確かに体感でも周りが恋人いる比率がこのくらいに感じます。
『恋人が欲しい』と言っている人が恋仲になるのではなく、縁があって『付き合うことになった』という人が殆どです。
恋人が欲しくて積極的に出会いを求めるような人は、まず見かけないようになりました。
正直私もわかります。仲良くなっても一緒に過ごすようになっても『付き合う』というちゃんとした関係にはなりたくない。って思ってしまいます。
そこで離れる人や、相手も同じ考えで現状維持になったりするのですが、その確率はちょうど半分くらいに感じます。
男女共に、恋愛関係を重荷に感じる人が多くなっているのは、風潮とかだけでなく体感でも感じるようになってきました。
交際経験が無い
このデータで衝撃的なのが、交際経験なしの男性が「46%」、女性が「約29%」という点です。
これはもう「最初から作ろうとしていない」という段階と思ってもいいのではないでしょうか。女性に関してはやはり、男性よりも恋愛に意識が向くので少ないのはわかるのですが、それでも3割と考えるとやはり多いです。
恋愛に価値を感じない
恐らく、一切興味がないわけではないが、「恋愛よりも優先したいことが多い」というのが一番当てはまるのではないでしょうか。
今は娯楽にあふれていますからね。「恋愛にしている暇がない」という人が多いです。
昔は「何かに夢中になる」よりも、「パートナーと素敵な時間を」の意識が強かったのでしょう。
しかし、恋愛は「精神」「お金」「時間」と労力を大きく消費します。効率を重視する今の若い世代には、それほどの労力をかけて得られるものに価値を感じないのでしょう。
お金ではない
『若者はお金がないから恋愛をしない』
このように考えていたり、テレビなどで見ことがある人は多いのではないでしょうか。
確かに今の若者はお金がありません。しかし、「お金があれば恋愛をするか?」というのは、また別の話しと考えられるデータがあります。
上記は1994年と2024年の「欲しいモノを三つを選択」したデータとなっています。
一番欲しいものはやはり変わらず「お金」ではありますが、「恋人」は一番下にまで落ちています。そして大きく「時間」が数を伸ばしています。
この結果はまさに、「やりたいことが沢山あり、時間が足りない」という状況で、恋愛よりも身軽さや自由を優先しています。
もはや、「昔が恋愛や結婚を重視しすぎ」と考えている人も多くなっています。
『世間体を気にして無理に結婚して、文句いっている人多くない?』
『毎日苦しい、生活に余裕が無い、って聞いて結婚したくなる?』
『独り身は楽でいいよな、毎日離婚したいと思ってる、なんて愚痴ばかり聞かされてきたんだけど?』
明らかにメリットよりデメリットの方が聞くことは多いですよね。
まぁそこは、人間はマイナスのことの方を印象強くとらえ、周りにも風潮してしまいがちなのが原因ではありますが、苦労が大きいイメージの方が強くなってしまうのもしかたのないことです。
ですが、「お金がないから」ということを理由にするには、「結婚が幸せ」と刷り込まれてきた、オールドメディアや旧世代の思い込みであることも否定できないのではないでしょうか。
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